2020-01-01から1年間の記事一覧

姉の死 vol.44

X氏とは直接関係ないが、両親を連れて東京へ行ったのは 12月1日(日)~12月2日(月)。 X氏からは車もチャーターして母を歩かせるなと言われていたが 今は上野東京ラインという便利な路線ができたこともあり そこまでは手配しなかった。 母の姉の息子(私…

姉の死 vol.43

姉の遺骨を連れて帰った日の翌々日の11月23日(土)、私は警察へ行った。 土曜日なので署内はとても空いていて、当番らしき人が出てるだけっぽかった。 緊張しつつご相談がありますと告げると応接室に通されて ちょっと日本人離れした顔立ちの若いイケメン警…

姉の死 vol.42

X氏はこの頃しょっちゅうウチの実家に来て下さるのだが 家族で話し合いをしなきゃいけない案件もいくつかあった。 まず、姉と元夫の縁を断ち切りたいという件。 あれだけ元夫に怯えていた姉の正式離婚をさせてあげられなかったと X氏は悔いていたのだが、…

姉の死 vol.41

X氏が両親の元へ話に来たのが11月18日、 某市で姉の四十九日法要を執り行ったのが19日、 X氏が姉の遺骨を連れて帰ったのが21日。 この数日間は私もX氏もあちこち移動で大変だった。 21日、X氏が遺骨を連れて帰る日。 確か18日に「じゃあ21日の昼食は姉が…

姉の死 vol.40

弁護士さんの元へ。 最初に伺った時先客がまだいらしたそうで 1時間くらい近くの駐車場で時間を潰した。 数年前の、X氏のご病気の話などをした。 改めて、弁護士さんの元へ。 いわゆる「ザ・弁護士!」という雰囲気ではなくて すごくカジュアルな感じの、普…

姉の死 vol.39

3人で向かった先は「いきいきうどん善通寺店」。 名前が印象的なのであれこれ検索したら思い出せた。 ここを選んだのは、以前話の中で 「スクランブルエッグが乗ったうどんがある」と出てきたのと 姉がここのコロッケが好きで コロッケだけ買ってこいと頼ま…

姉の死 vol.38

X氏のお迎えの時間、やっぱり彼の方が早く来てくれてた。 この日の予定、というか何故私がこのうどん県に泊まったのか。 それはこの日、弁護士さんと私を会わせてくれる段取りだった。 X氏は、私の負担を少しでも軽く、そして何かあった時に 自分以外にも助…

姉の死 vol.37

母の用件の話の前に、このホテルで過ごした話の続きを。 「部屋が広い、広すぎる」というのは疲れた体にはあまり優しくない。 というのも、トイレに行くにもちょっとあの荷物をと取りに行くのに いちいち遠くて面倒になってしまう。 それと、室内の温度調節…

姉の死 vol.36

さっさとお風呂を済ませて寝てしまいたいが、その前に宅配送る段取りと まともに夕食食べられなかったから夜食を買っておいたりと 売店やエレベーターなどをうろついていると 他のお客さんから「すみませーん」と従業員に間違えられること3回。 えええ???…

姉の死 vol.35

到着時は曇っていたか小雨がパラついていたのだが、晴れてる時は (拾い画像)こんな一大レジャー施設。 せっかく来たのだから宿泊場所は良いところで 少しでも楽しませてくれようというX氏のお心遣いだ。 「一部屋しか空いてなかった」と取ってくれた部屋…

姉の死 vol.34

時間は午後3時半くらいだっただろうか。 片付けをされるというP氏を残し、X氏と私は車でうどん県へと向かった。 この道中、時間はたっぷりあったので 私は相談に乗って欲しいと、息子の件で話をする。 正直なところこの段階では、X氏のアドバイスはまあ一…

姉の死 vol.33

2019年11月18日(月)。 前夜は本当に眠れず、一睡もできないまま朝を迎えた。 やべー、新幹線で寝れるかなと焦りつつも 母には会社の研修会で朝から仕事と嘘をついて黒スーツに身を包み 実家を出て某市行の新幹線に乗った。 新幹線の中では寝よう寝ようと頑…

姉の死 vol.32

あーあ、さすがにこの辺りの描写を記すのは気が重いし筆が重いな。 某市で何食べたとかホテルがどうのとかは書いてて楽しかったのに。 実家に到着。 チャイムを鳴らし、今まで感じたことのない重たい玄関の扉を開く。 母が出てきた。 X氏は、深々と挨拶とお…

姉の死 vol.31

2019年11月18日(日)、10時くらいに新幹線駅へ迎えに行くことに決まった。 ちょうど良い新幹線で来るだろうと改札入口で待ったが、X氏がいない。 あれ?この新幹線じゃないのか?と連絡してみたところ 既に駅の玄関に到着していた。 どうやら、万が一でも…

姉の死 vol.31

母からの留守電には「お姉ちゃんが死んだと(姉の元夫)から電話があった」と。 ああ、遂に来たか。思ったより早くこの日が来たんだな。 この時先にどっちに電話したかなあ、多分母に電話かけたんだったと思う。 母の説明では、健康保険から姉の死亡の通知が…

姉の死 vol.30

姉が亡くなったと警察から電話があった。 死後11日目に遺体を引き取りに行き、事情聴取。 両親にも姉の家族にも内緒にしたまま 警察署を出たその足で火葬場へ直行し、荼毘に付した。 姉が亡くなったことはこれから一生隠し続ける。 でもいつかはバレる日が来…

姉の死 vol.29

A駅に着いた。 駐車場に車を停め下車したところで、封筒を差し出された。 「この度は突然迷惑をかけたから……」とのことで 固辞したものの渡された。 今回と、次回四十九日での足代にとのこと。 ぶっちゃけ、相当有難い。 後で確認したら中には10万円入って…

姉の死 vol.28

さて、これからのこと。 X氏は姉のお骨を、落ち着いたら姉が生前「こんなとこに眠りたい」と言ってた 霊園へお墓を作ろうと考えていたようだ。 もしくはお経をあげてもらったお寺の口利き?でどこかへ納骨?し 10年後か20年後に京都の本山?に移されるとか…

姉の死 vol.27

瀬戸大橋を渡り切り、インターで降りた。 私が勤めるホテルチェーンの支店が見えた。 X氏は、せっかくだから姉が好きだったうどん屋と 姉の住所を一時期移した場所?にも行ってみようと車を走らせた。 姉の住所を一時期移してたアパート?事情は聞いたんだけ…

姉の死 vol.26

ホテルを出た私たち。 本来ならそのまま車でA駅へ送ってもらうだけだったが X氏は「せっかくだから」と先述の遊園地へ寄ってくれた。 これが正面入り口。 30年前はもっと賑やかで華やかだったんだろうけど ちょっと寂れた感じがする。 この遊園地はX氏と姉の…

姉の死 vol.25

そういや書いてなかったかも、私とX氏には不思議な共通点がある。 それは名前、下の名前だ。 私はとても平凡でありふれた名なのだが、漢字は一般的でなく あまり使われない漢字で書く。当て字ではないし読み間違いはされないが その名前でその漢字はあまり見…

姉の死 vol.24

前回も書いたけど、今回の姉の一件では幾つもの運命の輪というか 偶然とは言えない、運命に紐づけられたことがあるのだが そのうちの一番大きな運命の輪である、この日のホテル選び。 元々はA県の中心の駅前のシティホテルに私の宿を取ってくださる予定だっ…

姉の死 vol.23

姉の家を後にし、夕食を摂ることになった。 入ったお店は昼間と同じとこ。昼と夜で同じ店をチョイスって新しいなー。 このパターンはお初かも。 まあ、とても好きな感じのお店だから大歓迎だけど。 記しておこうかな、お店は「かもがた茶屋」という和食処。 …

漫画レビュー

『ラストノーツ』/桜小路かのこ ・・・☆3 あれ、てっきり『BLACKBIRD』より前に描かれた作品だと思ってたら後なのか!? あの作品より後となると評価ちょっと下がるかな、☆2.5~3。 まあ、内容自体は夢物語というか「ねーよw」のオンパレードなんだけど こ…

歌声の劣化

昨日、テレ東で「ヒット曲100連発」みたいな音楽番組があったので 録画し、早送りしながら観た。 するとASKAが登場し30年前のヒット曲を生で歌ったんだけど さすがに30年間時折音源を耳にしてる視聴者側には 明らかに音源そのまま口パクなのが丸わかり。 ジ…

姉の死 vol.22

辺りはすっかり暗くなり、小雨がパラつく中をしばらく車を走らせ 姉が住んでいた家に到着した。 いやはや凄い。 自分のボキャブラリが少な過ぎてこの家の凄さを表現できないのが残念。 X氏が裕福なのは知っていたし、過去の姉からのメールで広い家に住んでる…

姉の死 vol.21

火葬場へ着くと、霊柩車は正面玄関に着けて先に私を降ろして 姉の棺を降ろす準備を始められた。 X氏とP氏は一般駐車場に誘導されたようでまだ来られない。 この隙に……ってわけじゃないけど、スマホをそっと取り出して写真を撮った。 霊柩車から降ろされよう…

姉の死 vol.20

警察の霊安室へ通された。 ドラマとかだと台の上に遺体が寝かせられて白い布がかけられてて その布をめくって泣き崩れる……というシーンを見た気がするが 現実はちょっと違った。 違うというか、私らの事情聴取が長引いてしまったため 待つ間に葬儀屋さんが全…

LINEってうざい

メールに慣れてる世代だと、LINEってうざいなー。 ・既読スルーとか面倒 既読つけて返信しないと既読スルーだの何だの思う人がいるのが面倒。 なので確実に返事できる時間と精神力がある時でないと読まないようにしてる。 それを「読んでも既読つかないよう…

スーツが好き

男性のスーツ姿萌えー、という話ではない。自分が着る方である。 スーツという衣服が好きで好きでたまらない。 テーラードジャケット好きでそれにボトムスを合わせるのも好きなのだが それよりも上下同色のスーツが好きだ。 それもパンツスーツが大好きだ。 …