姉の死 vol.26

ホテルを出た私たち。

本来ならそのまま車でA駅へ送ってもらうだけだったが

X氏は「せっかくだから」と先述の遊園地へ寄ってくれた。

 

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これが正面入り口。

30年前はもっと賑やかで華やかだったんだろうけど

ちょっと寂れた感じがする。

 

この遊園地はX氏と姉の思い出もあるそうで

なんか霊を連れて帰ってここでどうのこうのという話を聞いた。

正直、あんま覚えてない。

 

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このレールかなあ、立って乗るジェットコースターがあり

家族全員でこれに乗ったんだけど

後日、父が肋骨を痛めたとか言って病院に行き、看護婦さんに笑われたそうな。

その思い出話をしたかどうか……多分してないかな。

 

「せっかくだから」とX氏は入口にある軽食屋風スペースに入った。

まだ食事タイムではなくドリンクバーしか提供できないとのことで

超絶ショボいドリンクバーを頼み、

一体これは何の液体なんだかというジュースを注いだ。

こんなショボショボのドリンクバーがひとり600~700円程度したのだが

それにポーンとお金を払うX氏は太っ腹だわと思った。

 

席に着き、X氏はご自身の身の上を語り始めた。

正直あんま真剣に聞いてなかったかも(笑)。

そして、姉との出会いの話なども。

 

店を出て車に乗り込む時、私があまりに瀬戸大橋キャーキャー言うので

「じゃあ通ってみようか、片道10分程度だし」とX氏。

展望所みたいなところにも寄った後、瀬戸大橋に向かう。

 

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私にとってのお初の瀬戸大橋ーーーー!!キャーキャー。

 

途中、何か島っぽいものが見えたので何か尋ねると

そこではないけどパーキングで降りられるから寄ってあげようと

途中で橋を下りたパーキングへ寄ってくださった。

 

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こんな感じのパーキング。

調べたら名称わかるけど今はいいや。

 

ここからの風景が

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この辺り、とんでもなく姉が住んでたとこと風景がソックリだ。

瀬戸大橋ではなく関門大橋がこんな風に見える場所に姉は住んでいた。

そんな話をすると「(姉)子は海が好きだった」とX氏はまた泣きだした。

 

姉は、海は好きだったけど乗り物に弱かったので船は苦手かもというと

X氏「大丈夫だったよ、(姉)子ディナークルーズも好きだったし」とのこと。

ディナークルーズなんて全くどんだけ贅沢させてもらったんだ。

……と思ったのだが、そのディナークルーズに「超絶物凄いご縁」で

なんでこのメンバーで?って意外な面子で私も行くことになるとは。