時間は午後3時半くらいだっただろうか。
片付けをされるというP氏を残し、X氏と私は車でうどん県へと向かった。
この道中、時間はたっぷりあったので
私は相談に乗って欲しいと、息子の件で話をする。
正直なところこの段階では、X氏のアドバイスはまあ一般論というか
息子自身を知らないので無理はないが、ああこんな風にお考えなんだなーと
この人ならではの解釈を聞いた感じだった。
それと、両親に対しての取り込み方(とは言わなかったけど)はさすがだった
という話をしたところ、彼なりの話術のコツも聞いたような。
話術とか腕とかよりも、ご本人のお人柄、そしてカリスマ性、
更に言うと見た目の印象も大きく影響するんだと思う。
それらを全て兼ね備えているのがX氏という人だ。
さて、前日に大変緊張する場をどうにかやり過ごし、寝てないまま
移動やら法要やらで正直私はクッタクタだった。
クッタクタといっても座ってるだけだからX氏の方が遥かにお疲れだろうが。
X氏は「今回はナントカホテルを取ったよ」と言われたが
そのホテルを知らない私はよくわかんないまま、ド田舎を走りつつ
こんな田舎のホテルってはて?
ウチのチェーンの支店で充分なのになとか考えていた。
こんなド田舎に一体どんなホテルがあんねんと思ってたら
なんかホテルらしき看板が所々に出てきた。
ふむふむ、ド田舎山中にポツンとホテルがあるのかな?
とか思ってたら建物が近づいてきた。
なんかデカいよ、そして駐車場がめちゃめちゃ遠いよ。
私を先に玄関前で降ろそうとするX氏のお心遣いは断って
一緒に遠い駐車場から歩いた(荷物は当然持っていただいて)。
なんか、とてつもなくデカいんですけど。
そして、遊園地があるんですけど。