読んだのは3回目だろうか。ただし最終話まで読んだのは初めて。
1回目か2回目に途中まで読んでから映画版を見て
あまりの映画版のあざとさに作品ごと苦手になって
漫画も続きを読む気を失くしたんだった。
最終話まで読んで☆5ではあるんだけど、ピークは中盤まで。
終盤になるとあざとさが加速し、盛り下がるんだよな。
なんというか、広瀬すずに原作主人公を寄せてきた感じ。
原作のすずがモデルを頼まれてウエディングドレス着て……ってくだり
本当になんやねん、無駄にも程があるシーンだ。
それと個人的には、福田のおっちゃんは前面に出過ぎない方が良かった。
映画版はなあー。決して悪くないしむしろ良作なんだけど
あざとさフルスロットルというか。
「広瀬すず最高でしょ!よくこれだけの逸材を見つけて
よくこの美しいシーン撮れたでしょ!いいでしょ!!」って
見せつけられてる感じがどうも。
とか、長澤まさみの長い足を無駄に見せつけてるしね。
まあそれでも、乙女チックドリーム満載の「桜の園」映画版よりは
数百倍マシなんだけども。
「桜の薗」は原作の持ち味を全て台無しにしたもんなあ。