3月22日、X氏が来訪。
先月末まではマスク着用しながらもどうにか……という感じだったが
この頃にはもう新型コロナウイルスが日本中を席巻していた。
新幹線はガラガラだったそうな。
マスクは手に入らなくなっていた。
なのにX氏は、医療関係者から手に入れたとマスクを3箱持ってきてくださった。
(両親と私の分)
この方は、どれだけ私の家族に尽くしてくださるのか。
母はまたもや、食べ切れないほどの大量の昼食を作り
そして、手作り(デコレーションのみだけど)ケーキを準備する。
父はX氏がいる最中でもうとうととうたた寝する。
オイコラ親父と思ったけど、それだけ気を許しているのだろう。
初めてX氏がウチに来た時を思えば、考えられない状況だ。
X氏は「姉子はもういないけど、山口に来たら会えると楽しみに来ている」と言う。
この数か月で、X氏はウチの家族になった。
月に何度かこんな風に遊びに来てゴハン食べて、
今度は泊りがけで来てみんなで遊びに行こう、なんて話もした。
4月下旬はX氏の誕生日とのこと、じゃあウチで一緒にお祝いしようとも。
……が、次にX氏が我が家を訪れるのはこれから
ずっとずっとずっと先まで待つことになるとは。