本の好みのことなど

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数日前に本がどうのこうのと書いたからか、関連記事?で

18年前の書評が出てきた。

なんだ、面白そうな本読んでんじゃん私。

何がどう共感出来なかったのか書いてくれよ18年前の私。

内容、全然覚えてないよ……。

 

18年経った今でも、この本を図書館で見かけたら手に取るだろうなあ。

この辺の興味というか好みは変わらないかも。

 

子供の頃は児童文学や物語を好んでいたけれども

いつからそのジャンルを読まなくなったんだろうなあ。

「この小説家が好き」って作家で選ぶって今はほぼ無いし。

 

昔好きだった作家(敬称略)は

 

あまんきみこ

小学3~4年くらいか、タクシー運転手の松井さんにドハマリして

何度も何度も繰り返し読んでいた。

自分が読み始めた1年後くらいに国語の教科書に載ってて

「あの松井さんが!」って驚いたのを覚えている。

書きながら思い出した、タイトルは「車のいろは空のいろ」だ。

 

赤川次郎

中学くらいから。流行ってたしスイスイと読みやすかったし随分読んだな。

人気シリーズ化したドタバタコメディ系はあまり好きでなかったが

シリアス系は面白い作品があった。

 

フレドリック・ブラウン

私にとってSFとは、なぜかHGウエルズではなく彼だ。

全部を読んだわけじゃないけど短編とか好きだったような。

でもあんまり内容覚えてない。

 

ヘミングウェイ

英米文学を専攻し、学んだ中で一番面白いと思ったのが彼の作品。

でも全部は読んでない。

そして内容もあんま覚えてない。

 

・Oヘンリー

今でも一番好きな作家と聞かれたら彼と答えるかなあ。

やっぱ短編は良いよね。

何が良いって、短編だからこその構成力。

 

さくらももこ

彼女の初期のエッセイ3部作を読み、この人は掛け値なしの天才だと思った。

「そういう風に出来ている」まではそう思ってたかな。

が、後年、天才なのは彼女以上に編集者の元夫であることを知る。

それは、村山由佳にも言えることだった……。

 

シドニーシェルダン

新刊の発売日には車で2時間も本屋巡りをして買い求めたものだ。

しかし、面白いのは「アカデミー出版超訳」だった。

徳間書店から出た他の翻訳者の読みづらかったこと!

この話はいずれまた。

 

村山由佳

最初は漫画雑誌のエッセイを読んで好きになったんだけど

初期のティーン向け胸キュン小説でドハマリ。

初期から中期は全作読んでるはず。

が、いつの頃からか急に作風が変わり、あれ?と思って離れた。

数年前に彼女の講演を聴きに行く機会があり

そこで、編集者の元旦那さんと離婚された話や

プライベートで起こったあれこれを聞いてなるほどと納得。

さくらももこ氏といい、編集者次第でこんなに変わるものなんだなあ。

 

ティーン向け小説を書いてた方がエロに転向すること自体は非難しない。

女性だからこそ書ける性愛描写というのはあるのかもしれない。

だが、それを求めてなかった読者もいるんだよなあ。

まあ、いつまでも胸キュンティーン小説なんて書いてられないって

もっとステップアップしたい、いろんな表現をしたいと

作家さん自身が望んでのことなんだろう。

 

余談だけど、村山氏の講演でつくづく思ったのが

ボキャブラリーの豊富さと、言葉のチョイスの巧さ。

さすが何十年も第一線で売れ続けてる小説家だ。超人だった。

凡人ってなんと哀しいもんだと痛感したよ。

 

そして今。

老眼の進行で集中力がなく、読書量は激減。

pixivで気に入った作家の小説を時々読むくらいか。

本を出版してるプロじゃなくても

自分の感性に合う、好みの文体のアマ作家の作品も面白いもんだ。

 

小説作家の話だからこのくらいで済むけど

これが少女漫画の話になると

一晩中でもキーボード打ち続ける自信がある。

書きだしたら止まらないしまとまらないので無理だわ。

 

とはいえ、老眼のせいで漫画すら読むのが億劫になってきた。

恐るべし老眼。