備忘録・夢の話

怖くて飛び起きた夢。ただし全然怖くない。

 

どこか、それなりに高級なホテルのロビーに座る、私と母。

私はとてもお腹が空いている。

朝食会場に行こうよと母を誘うと、母は「行かないよ」と言って

その場でパンを取り出して食べ始めた。

私は朝食を食べる気でいたので驚きつつも

じゃあ私と姉で行ってくる、ここで待っててねと伝えた。

時間を見ると9時40分、朝食クローズまでギリギリの時間だ。

姉と一緒に狭いエレベーターに無理矢理乗った。

父はまだホテルの部屋で寝ているだろうかと姉に尋ねると

姉はきっともう起きてるよと答えた。

そういえば私はホテルの館内着なので一旦部屋で着替えなきゃと

2階と3階のボタンを押し、姉に「朝食会場現地集合ね」と言って

別々にエレベーターを降りた。

 

エレベーターを降りるとどこか電車の駅。

そうだここは乗り換えがあった、帰るにはどの電車に乗るんだっけと

ホームの奥へ入っていった。

ホームにいた駅員さんに〇〇へ行くにはこれに乗ったらよいかと尋ねた。

駅員はそうだと言う。

そういえばこの反対車線は××だからこれで合ってるね、と

到着した電車に乗った。

 

電車は空いていたが、なるべく人が少ない席に座りたいと

私はどんどん先の車両へ進んでいった。

人は減らないので仕方なく比較的空いてるエリアの座席に座る。

 

車窓は夜、とても都会的な景色が流れていく。

デパートっぽい建物が多かったが、途中から歴史的建造物らしき?

グレーっぽい色あいの貴重な景色が見えた。

 

時計を見ると10時50分頃、ああこれでは絶対間に合わない。

間に合わないと母や姉に連絡を取らなくては。

スマホの画面を開くもうまいことLINEが送れないと焦る。

 

そういえば私、どこのバス停で下車するんだっけ……。

宝塚ホテルのパンフレットに最寄りのバス停って載ってるはずと

手帳サイズの何かを広げて、表紙のすぐ裏のページを探す。

そこにはバス路線案内みたいにバス停一覧が載ってるはずだが

イマイチよくわからない。

バスの隣に座った女性に「〇〇に行きたいのですが~」と尋ねる。

するとそのまた隣の男性が「このバスは▽▽で~」と説明を始めた。

乗客皆、私が地元の者でないことに非常に驚いていた。

どうやら私は乗るバスを間違ってしまったらしい。

どうしよう、一旦どこかで降りてタクシーを探そうか……

……と焦ったところで怖くて目が覚めた。

決して怖い夢ではない。でも、自分が見知らぬ土地で迷ってしまったことが

とても怖くて怖くて飛び起きたのだ。

「迷う」とか「間に合わない」ってことが自分にとっては

ある意味恐怖だと感じるんだなとつくづく思った。

 

宝塚ホテルは建て替わっちゃったんだっけな。

もう行く機会は無いだろうが。

 

そして、夢の中で姉は結構普通に登場する。

普通に出てくるもんだからかなりチョイ役だったりする。

せっかく出てくるんなら、夢で会えるんならたまにはゆっくり話そうよ。

 

そういや一度だけ、過去に遡った私が、庭先を通りかかる姉を見かけて

「お姉ちゃんがいる!お姉ちゃんがいるなんて!!」と騒いで

両親が「それがどうした」って態度だったので

ああ、姉が早世することを両親に言ってはいけないんだ、って夢を見たっけな。

この夢の話をここに書いたような気がする。