5-2へ。いかにも5年生向きの絵本を選ぶのではなく、昔を懐かしみながら「改めて楽しむ本」をチョイスしてみた。つーか単に、5年向けの本ってのがわかんなかっただけだが。

サラダでげんき (こどものとも傑作集)

サラダでげんき (こどものとも傑作集)

りっちゃんが病気のお母さんのためにサラダを作っていると、次々にいろんな動物がやって来てアドバイスしてくれて・・・というお話。これは小学1年生の国語の教科書に載っていて、子ども達にとっては4年ぶりに改めて触れる話。実際自分が読み聞かせてみて判ったのだが、今更ながらこの話はホント巧いこと出来ている。話自体が夢に満ち溢れて元気が湧いてくるほど楽しい話というのはもちろん、リズムが良いので読みやすい。これなら1年生が音読するにもちょうど良いし、教科書に採用されるはずだわさとつくづく思った。

これも、誰もが知ってる物語を改めて。クリスマスが近いので選んでみた。せっかくなので(?)私はこの本のために頭に大判のスカーフを巻き、毛糸のベストにロングスカート、肩からストールというマッチ売りの少女に扮したいでたちで教室へ行ってみた。受験前でピリピリしてそうな6年のクラスではこんなウケ狙いをすると空気が凍りそうだが、5年生はニヤリと笑ってくれた子が多かった。

「改めて楽しむ本」を読んでみると、聞いたことのない絵本を読む時以上に安心感や落ち着きが子ども達に見られる。「自分が知っている話を聞く」ということで余裕があるようだ。いつもいつも知ってる本ではつまらないだろうが、たまにはオーソドックスな誰もが知ってる本を読むのも良いかもしれない。