15年くらい前だったか、小中学生が平日に学校を休むことの是非について
何人かの人に意見を聞いたことがある。
例えば平日に家族旅行したい時、小中学生に学校を休ませるか否か?
私の周囲数名(10人前後?)では
「休ませてもOK」と答えた親は、全員ご自身(お父さん)が
比較的容易に会社の休みを取りやすい業種(大企業福利厚生バッチリ)の人で
ご自身が休みをなかなか取れない親は「休ませるべきでない」と答えていた。
要は、ご自身が休みを取りやすい環境にいる親は
小中学生の子に学校を休ませるハードルが低かった。
昔とは時代が違い、現代はサービス業など平日休みの親が多いし
さらに単身赴任という家庭も多いだろう。
不登校に対するケアとか、学校を休む子のフォローも整っているだろう。
……なんだけど、個人的に私は、子に学校を休ませて旅行に行くのは
諸手を挙げて賛成できない部分があった。
単に頭が固いだけ。
強いて言うなら義務教育の小中はなるべく休ませない、
幼稚園と高校以上はまあいいかもなという感じか。
(話が逸れるけど保育園は逆に「親が家にいるなら子は休ませろ」って方針らしい)
そういう頭の固い人間が一部いる中で、行政が「OKだよ」ってことにしちゃえば
学校を休みやすく家族での思い出作りをしやすくなるのかも。
まあ、年3日までといいつつグチャグチャになりそうなのは目に見えてるけど
「休みたきゃ休めば」ってことでもっと軽く考えていいのかもな。
私が子どもの頃は「学校は何が何でも休むべきではないところ」だった。
でもそれも、一体何のため誰のためなんだって気はする。
風邪で欠席はOKなのに旅行で欠席はダメってのも変だしな。
結局「怠けるな」って戦後教育の刷り込みなのかもなあ。
もっと自由でいいのかもしれない。