801を理解しようとした

この前のエントリで

「pixivで二次創作小説を読んでるがホモ描写のどこが面白いのかわからん」と書いた。

しかし、ロクに読まずに否定するのも良くないかなと考え

いわゆる「801」のどこがどう面白いのか理解しようと、読んでみることにした。

 

題材は前に書いた通り、本編を知っていて話に入りやすい「3月のライオン」。

その中で「腐」と呼ばれるジャンルを適当に読んでみた。

 

・キャラが違い過ぎる

 

前のエントリで書いたように、二次創作というのは本編を知ってるから

その続編とか番外編のつもりで楽しめる部分が大きい。

しかしあまりに本編とキャラが違い過ぎると、別物になってしまいつまんない。

例えば宗谷を、明るく無邪気なキャラにして動かしてる作品があったが

本編宗谷は耳が不自由なためそも会話自体難しいんだし

明るく無邪気とは対極の性格である。

違和感ありすぎて話に入っていけないよ。

 

・ストレートであるキャラがなぜホモなのか

 

3月~の中でも好きなキャラである隈倉や後藤なら受け入れやすいかと

彼らが登場する作品を読んでみた。

しかし本編では、隈倉はともかく後藤は結婚している上恋人のいる設定である。

なのにわざわざ男同士のセックスをさせるのかわからん。

(ちなみに後藤は島田との組み合わせが多そうだ)

前も書いた通り「設定が唐突」なんだよな。

ホモセックスの必要性をまるで感じない。

 

・女体化って何?

 

3月~の801作品で最も多く見られるのが「宗谷&零」のカップル。

このふたりにセックスさせる妄想がそんな楽しいのか理解不能だけど

それ以上に理解不能なのが、割とよく見かけた

「零が女体化して宗谷の子を妊娠」設定。

 

……アンタたち、ホモセックスを求めてるんじゃないのか!?

男同士だからこそ自己投影せず空想の世界で楽しんでるんじゃないのか?

それなのに女体化って何?わけわからん。

妊娠させる妄想したきゃ男キャラを女体化させなくても

普通に女性キャラで話を作れば済むことだと思うんだけど

この、女体化の意味がわからなすぎてわからなすぎて

 

そして私は、801を理解することを止めた。

 

世間で801がキモいと言われてるのは知っている。

私は801を理解できなかったが

世間でキモいと言われてる理由は少し理解できたように思う。