愛され体質と「じゃない方」

10年以上前に知り合ったネット友人。

彼女のブログを読むと、いつも友人たちからの手作りの品で溢れかえり

(手作りケーキやらジャムやら手芸品やら)

幼稚園時代の担任の先生とはいまだに友人関係が続き

家の模様替えは親戚や友人がプロ顔負けのDIYで仕上げてくれて

先日はブログに「慣れない靴を履いて仕事したため靴ずれが出来た」と書いたら

宅配ボックスの中に、友人からの手作りケーキと絆創膏の差し入れが入ってたとか。

ちなみにその友人は車を運転しないので、ケーキをリュックに入れて

1時間半かけて歩いて絆創膏を届けてくれたとか。

そんな彼女に友人から「さすが愛され体質だね」とコメントが書かれていた。

 

愛され体質かー。

それを言うなら私は確実に「愛されない体質」だな。

小さい頃から常に先生は私ではない子を可愛がっていたし

男たちは私の隣にいる可愛い子を選び

私を介して知り合った友達は、気づいたら私抜きで親しくなっている。

誕生日お祝いのメールなんぞネット友人以外から来たことない。

 

愛されない体質というか、ぞんざいな扱いを受けるわけじゃなくて

厳密には「選ばれない体質」「じゃない方」な扱い。

 

40歳くらいで充分それがわかったので

ぶっちゃけ、友人を大事にするのを止めた。

誕生日おめでとうメールもしなくなったし、

連絡も来ない限りこちらからしなくなった。

贈り物やお土産を渡すのも止めた。

こっちがアクションしたところで、私が靴ずれ起こした時に

絆創膏を届けてくれそうな友達なんていないしな。

 

すると、意外に困らないことが判明。

このまま友達のいない淋しい老人になるんだろうけど

さほど困らない……かもしれない。