友達の家

中学時代の友人からメールが来た。「お正月、どうする?」

毎年この時期になると誰からともなく召集がかかり、いつどこでみんなで集まれるかと調整が始まる。最近は主婦率が高くなってきたので、主婦がフル回転で忙しいお正月よりも1月の2週目頃の週末に集合するようになるのだが。

不思議なことに、そうやって仲間が集まる時、いつも学生時代に溜まり場にしていた友達の家に集まってしまうのだ。中学時代の友人グループだけでなく、高校の仲間も短大時代の仲間も、集まってゴハンを食べてファミレスのドリンクバーに飽きてどこかでくつろごうかという話になると、行く家はいつも決まっている。

お母様にご挨拶して、彼女の部屋にみんなで上がりこむ。「ああ、やっぱりここが一番落ち着くよね〜。」
実際、落ち着くのだ。自分の実家よりも彼女の実家の部屋の方が「帰って来たな」という実感が湧く。懐かしい面々と共にいつまでもお喋りが続く。

つまり、「自分の家が溜まり場になる人って、いつまでも友達を失うことはない」とも言えるのではないだろうか。

我が家は中学校の隣にある。6年後にはきっと、大勢の男子中学生の溜まり場になるだろう。主人曰く「男が溜まり場にするのは煙草吸ってもOKの家」とのことだが・・・そ、そうなのか!?