韓国語講座と目から鱗

今年度から某団体で始まる韓国語講座、昨日が初日。

 

18時スタートとのことだったのでドキドキしながら17時50分に着席するも

いつまで経っても始まらず。

なんだなんだ、こんなルーズなことってあり!?

なんやねん一体とか思って18時30分頃、チラッと聞こえてきた会話から

どうやら今日は開講式で19時スタートであることを知る。

そうなんかー、だったら申込書にTEL書いてるんだから連絡くれても……と思うも

営利団体の講座ではないから贅沢は言えないか。

 

待ってる間に講堂内のトイレをお借りした。

すると鍵が一切ついておらず、男性小便器と女性用便器の間は

カーテンで仕切られているだけだった……。

ニーハオトイレは聞いたことあるけど韓国式は初めてだよ。

ここでトイレには行かれないということを学んだ。

 

19時少し前に、隣のテーブルに古い知り合いが着席されたので挨拶するも

どうやら先方、私のことは名前すら覚えていらっしゃらないようでw

顔の広い職業の方だし、何より私が激太りして面影一切ないから無理もないか。

この方は上級者なので今後顔を合わせる機会は無いらしい。

 

19時ぴったりに開講式スタート。

下関から来たというお偉いさんのご挨拶、団体のお偉いさんのご挨拶で式は終了、

その後は講師の先生によるオリエンテーションと受講者の自己紹介。

 

ここで気づいた、私以外の全員が韓流ファンだということに。

もしかして私はすごいアウェイなのでは……。

年齢層は非常に高く、私でさえもこの中では下の方だと思う。

パッと見た感じ私より若い中年女性は2~3人いるかどうか。

そんなオバハン集団の中に燦然と輝く中学生。

彼女は韓流が好きで韓国語に興味を持ってここに来たという。

中学生でスゲーなと思ったが、考えてみると私も

中学時代モルモン教アメリカ人宣教師がやってる英会話に通ってたから

好きで興味あったら中学生でも飛び込むわな。

 

ところでこの講座、毎週木曜日とのことだったけど

年間カレンダーを見たところ、意外と休みが多い。

第5週は休みだし8月は丸々休みだし年明けてからは1月にちょっとあるだけ。

まあ営利団体ではないから仕方ないか、私も遊びの予定を入れられるからいいや。

 

終了後、次回から使うテキストを渡された。

予想以上にしっかりしたテキストでびっくり。カラーで大きくてわかりやすそう。

受講料は安いのにこのテキストもらえるだけで嬉しいな。

子供向けのテキストだけど、ハングルが読めないと内容さっぱりわからないが。

 

帰り道、近所のスーパーに車を停めてたので少し歩く。

私の前に先輩方4人グループがお喋りしながら歩いていた。

信号のところで2人になった彼女らは、同じく信号待ちしていた私に

話しかけてくださり、スーパーまでお話しながら一緒に歩いた。

私の自己紹介でホテル勤務で韓国のお客様が多いと言ってたのでその話題。

するとひとりの女性が

 

「ナマでネイティブの発音をいつも聴けるなんていいね」と仰った。

 

目鱗ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

なるほどな、そういう考え方があるんだ、つか私は全然思いつかなかった。

なんという前向きな思考なんだろう。

韓国語を学びたい人たちにとって、私は非常に恵まれた環境にいるんだ。

これは本当に目鱗だった、鱗どころかいろんなものが落ちたよ。

ある意味憑きものが取れるほどなんか落ちたよ。

 

この講座を受講する方々は、皆、やりたくて自主的に通ってこられるので

全体的に前向き思考でプラスのストロークに溢れている。

ああ心地良いなこの感じ。

名前も知らない暗がりで顔すらもよく見えなかった、この女性の一言に

救われたというか、続けていく自信がついた。

ありがとう。

 

というわけで、次週から本格的に授業スタート。

それまでにハングルで名札を作ってくるというヘヴィーな宿題が課せられて

さてどうしようと考えあぐねる私。