変な電波が出ている

少し前まで乗っていた中古のボロ車には、かなり旧型のカーナビがついていた。

しょっちゅう、地図上で示されている現在地がぴょんっとズレていた。

さっきまで正しい地図を表示されていたのに、突然通りを一本ズレたりと

地図上では急にワープする。

ズレたままその後も地図上でズレた道を走り続ける画面のため

ズレはどんどん大きくなっていき、ある時は海の上を延々走ってたり。

そしてどこかで突然、正しい地図表示に戻ったりする。

もしくはどこかの大きな駅などで正しい位置に手動で調整したりしてた。

この現象は、きっとボロいからだろうと思ってそれほど気にしてなかった。

まあ、こんだけズレたらカーナビとしては役に立たなかったけど。

「時々正しい位置を表示する地図」、飾りみたいなものだった。

 

さて以前ここに書いた、FMトランスミッター

長年使っていたのを9月だったか、車検の時に外したらうっかり壊してしまい

同じものを買おうとしたら、FMトランスミッターという商品が進化しており

私が愛用していたかなり旧型のものは手に入りにくくなっていた。

それでもどうにかヤフオクで見つけて購入、その後たまたまどっかのサイトで見つけ

念のため予備にと購入しておいた。

昔、母が車中で映画音楽を聴けるようSDカードにデータ入れて

FMトランスミッターごとプレゼントしたのだが

全く使ってない様子なので、自分の予備の予備のつもりで持って帰った。

 

それから半年、3台の旧型FMトランスミッターはあっという間に全て壊れた。

どれも、急に受信しなくなってウンともスンとも反応しなくなった。

3台目が壊れた時、もうこの旧タイプのは売ってないし入手困難なので

bluetoothとか余計な機能満載だけどTFカードが使えるイマドキのを買わなきゃ……

と思っていたところ、生活圏外のある場所で突然生き返った。

何事もなかったかのように車中で音楽が鳴り始めたのだ。

あれ????なんで急に治る????

もしかして今まで壊れたと思っていたのも、単にこの現象だったのか?

 

私が住む地域は、かつて炭鉱で栄えた小さな街で

石炭産業を止めた今ではすっかり寂れている。

石炭を掘りつくした土地は地盤の関係で家などを建てられないとかで

形だけ企業が所有している広大な遊休地みたいになっている。

頑丈な門扉やフェンスで覆われているから奥がどうなってるのかは知らない。

 

……もしかして、カーナビが狂ったりFMトランスミッターが狂ったりって

この辺りで変な電波飛ばしててその影響なんじゃないか?と気づいた。

一見遊休地と思わせといて、実は凄いことやってるとか?

 

実はUFOが来てますとか言われてもそれならそれで結構だけど

いろんなものが狂うのはちょっと困るなあ。