結論から言うと「私の求めていたミュージカルだった」。
先日のナガツカさんのミュージカルには無かったものが、あった。
12年ぶりに観るこの劇団のミュージカル。
メインキャストは私がファンだった方、今はアラフォーのはず。
さすがにちょっと老けたかな?
でも踊りと美声はさすがだ。
この方が主役を演る作品は初めてかも。
そして代表さん。
もうアラカンのはずなのに、全然変わらなくてパワフル。
ユーモアパートは昔以上かも。この方は本当に凄い。
私と仲良しだった方は、そろそろ70近いはずなのに
全然変わりなく歌って踊ってたので本当にびっくり。
つか、もう引退されたかと思ってたけど現役バリバリだし。
話の内容は……まあまあかな。この劇団の作品そのまんまだ。
個人的には虐めパートが長過ぎてちょっと見るのがつらいなと思った。
何しろ2時間の上演中、冒頭の少女虐めと次の人形虐めで40分も費やしてる。
原作はどうなんだろうね?こんな虐めシーンを引っ張るものか?
なんだろうね、この頃私、虐め描写見るのがすごく苦手になった。
あと、キャスト3番手でストーリー案内人として重要な役どころを
何の忖度か知らないが、滑舌が悪い爺さんが演じてるのがとても残念。
聞き取りにくいしあまり上手ではないので、気持ちがふと現実に帰っちゃうんだ。
すごく美声で声が通る、芝居の上手なアラフィフのおじさんもいるんだから
この方にストーリー案内人を演じさせれば良かったのになあ。
話自体は子供騙しのファンタジーなんだけど
華やか(ちょっと安っぽいけど)な衣装、カラフルなライティング
大勢での歌やダンス、私が求めてたミュージカルはやっぱりこれだな。
同行した友人が言ってたけど、現実とは違う世界に行ける、みたいな。
ラストのカテコはやっぱりじーんと来て泣いてしまう。
そして、来年もまた観たいなと思わせてくれる。
心を揺さぶられるってのはこういうものなんだ。
来年の定期公演、観たいな。