ウチのお姑さんの自慢話の中に
「息子(私の夫)が赤ちゃんコンテストで2位になった」というのがある。
ミルク会社が主催するコンテストで
赤ちゃんが大きく健康であることに順位をつけるコンテストだそう。
彼女の赤ん坊(私の夫)が優勝でなく残念ながら2位になったのは
「まだ1歳にもなってなかったので喋れなかったから、
大きさだけなら我が子が一番大きかった」と、何度も聞かされた。
こんな話を聞かされたら
今の時代赤ちゃんが大きいとか健康だとかで順位をつけるのは差別ですよと
驚いてお姑さんを窘めるのだが、お姑さんには一向に響かない。
「大きさや健康である」ということを比べるのが悪いという認識が無いのだ。
数十年前、昭和半ばではそういう認識が一般的だったのだ。
だからこそ、ミルク会社が主催してそんなコンテストやってたんだろう。
現代の認識だと「赤ちゃんが小さめで健康でない=悪いこと(順位が下がる)」
なんてとんでもなく差別的で非常識という認識は大抵誰でも持ってる。
あと何十年か経ったら
「女性の顔やスタイルの良し悪しで順位をつけてたなんて信じられない!」って
当たり前の認識になるんだろうなあ。
近年、中身重視(趣味や経歴や考え方など)を考慮してるなんて後付けしてるけど
じゃあ不細工でスタイルイマイチな既婚女性が選ばれるの?というと違うしな。
男性陣の思う「ミスコン見ていて楽しい」という意見はよくわかる。
私も正直容姿端麗な女性を見て楽しいし「こっちの方が美人じゃん」とか思うし。
でもそれを、自治体が率先してやるのはダメでしょというのは近年思うようになった。
こうやって世の中の認識は徐々にでも変わっていくんだろう。