チャリンコライダー

ダイエットの一環として、チャリンコ生活をすることにした。ウチの前は緩やかな坂になっているため今まで自転車を敬遠していたが、これからはどんどん乗ることにする。どこまでもチャリで行ってやる。お買い物も、週2回の隣市へ整骨院通いも、雨の降らない限り、チャリで行くことにした。

久しぶりにチャリで遠出すると、結構怖い。歩道が狭いとか横から車が飛び出してきそうとか、自転車同士がぶつかりそうとか、慣れないチャリの運転は怖い。怖い上に、かなりキツい。

私の育った所はド田舎で、電車もバスもマトモに通っておらず、足は常にチャリだった。小学校区はバカみたいに広かったのでお友達の家も遠く、今のダリ之助の年齢くらいから5キロ先の友達宅へチャリで行ったりしていたし、中学ともなれば行動半径は更に広がり、駅やバス停まで行くなら目的地までチャリで行ったるわいと自転車で遠出していたし、高校の頃は通学だけで往復16キロ、雨が降っても雪が降っても毎日自転車を漕いでいたもんだ。

・・・なんて昔を思い出しつつ、このくらいの距離で息切れするとは私も歳を取ったもんだとつくづく感じる。

「この歳になるとチャリはキツいのぉ」と、ヘバりながら自転車漕いでる私の横を、恐らく何十年も自転車に乗っているであろうおばあちゃんが追い越して行った。人間、歳じゃないのね・・・。

自転車を漕いでいると、頭の中で「♪ニッセイのおばちゃーん自転車でーー笑顔ーをはこーーぶふるさとよーー♪」のメロディがグルグル回る。イマドキ、自転車漕いでるニッセイのおばちゃんってなかなかいないだろうな。