親孝行旅行・萩温泉の旅 VOL.10

山頂の駐車場に着くと、他県ナンバーの団体マイクロバスが停まっていた。

イヤな予感……。

 

カフェに行くと、やっぱり団体ご一行がいらっしゃった。

それも老人のグループなので話声が大きくとてもうるさい。

仕方なしにカフェの外の席につくも、運悪く天気が悪くなってきた。

とっても寒い、暑がりな私がとても寒い。

遠くの空が晴れていたので飲み終わる頃にこの辺も晴れてくるかも。

 

予想は的中、飲み終わって帰る頃に晴れた。

晴れてきれいな景色をちょっとだけ見られただけでも良かったか。

 

この時が昼前、これからどうするかという話になった。

両親は昼ごはん云々言うが、さっきパン食べて誰もお腹が空いてない。

それなのにやっぱり12時に昼ごはん食べなきゃいけないんだなあ。

 

父は漁港近くでアジ釣り(サビキ)をしたいと言い出した。

しかし、母はだいぶ疲れていた。私も昨夜寝ておらず帰り道が心配だ。

そしてまた厚く曇ってきて、私の元気がなくなっていく。

これからサビキ用のエサを買いに釣具屋さんに寄って買い物して

サビキのポイントへ行って車から道具一式をまた降ろして

仕掛けを作って釣り始めて……。

サビキは疲れるし、女性ふたりの体力面を考え、今日は帰ることに決定。

父に釣りをさせてあげたいけど母がもたないのはダメだからなあ。

 

萩市内でお昼を食べるより山口市内に戻ってからの方が良いだろうという話に。

皆が行きたかった和食処は運悪く定休日、

仕方がないので帰り道のファミレスへw しかもまたジョイフルw

2日連続でジョイフルでお昼とはw

まあファミレスならメニュー多いからなんでもアリだし。

私は疲れと眠気がピークで、普段は頼まないミートソースをチョイス。

市販のレトルトと同じ味がした。

 

眠気を堪えつつ、14時過ぎにようやく帰宅。

これ、やっぱアジ釣りに寄らなくて正解だったな。

母も私も疲れてたし、父も相当疲れてたっぽい。

 

……という、2日間の親孝行釣り旅行。

 

つくづく思ったのは、両親の物忘れがひどすぎて

私が綿密に計画しようが予め予定を伝えておこうが何度説明しようが

聞いた端から全部忘れちゃうので無駄ということ。

そうやってその場その場で言うことがコロコロ変わってしまうので

それに振り回されて時間のロスが半端ないなあと感じる。

例えば今回、2日間かけて釣り三昧!という計画で泊まりにしたのに

実質父が釣り糸を垂れてたのは何時間だ?

サビキをしたいなら最初(せめて当日朝)に行ってくれたら

そのつもりで最初からサビキポイントへ直行もできた。

1日目にフラフラせず計画通り最初から虎が崎へ行ってれば、とか

12時の昼ごはんに拘らなければ釣りタイムをまとめて取れたのに、とか

私からすると計画が崩れた分ロスが大きいなと感じるけど

本人がそれで良ければいいのかなあ。

まあ、実際何時間もぶっ続けで釣りができたのかとか

今回の旅行もどのくらい内容を覚えてくれてるだろうかと思う。

 

そして、3人で旅行というのが最後になるような気もする。

近場で良いということが今回分かったので

また県内旅行を計画するのもいいかな。

 

ただ、他の旅館は3人で3部屋取れないとこが多い。

ここをまたリピートってのが最善か。

それならサビキのリベンジもできるし。

私は気に入ったとこをリピート大好きなんだけど、両親はどうだろうか。