『劇場版 BLEACH -ブリーチ- MEMORIES OF NOBODY』

週末は満席で入れなかった『劇場版 BLEACH -ブリーチ-』を観に行く。
平日の夕方、私と息子以外の観客は女子高生ふたり組、大人の男性3〜4人チラホラ。ってことはこれって子ども向けアニメではなく、大人が鑑賞するに堪えうるアニメ映画なんだろうか。

・・・と、淡い期待を抱いたのだが・・・そうでもなかった・・・。確かに「子ども向け」ではなく「少年向け」であるだろう。が、明らかに対象年齢の低い『ONE PIECE』の方が10倍面白かった。
詳しくはCinemaScapeのレビューに書いたが、これって90分程度の劇場用映画には不向きだったんだろう。少なくとも初作である今作は。原作やTVアニメを知らないとかなり判りにくい内容だった。それが不親切ではあるけれど、時間内にまとめようとするとこれでも限界か。
ただ、これが今少年たちの間で大ブームとなり、売れに売れてる理由はわかったような気がした。原作(漫画)とTVアニメはきっと面白いだろう。

映画の評価はまあ普通、ってことで★3をつけたかったのだが、安田大サーカスの登場で大幅減点★2.2。以前クレしん波田陽区が出てきて何じゃこれってのがあったが、子ども向けギャグ作品のクレしんではまだ許せても、少年向けややシリアス路線のブリーチでは許せない。こうしたウケ狙いがこざかしいというか浅ましいというか。