ガイド本を買うまでに

「光る君へ」視聴。

赤染衛門、そして五節の舞姫というキーワードに狂喜したら

昨夜は「漢詩の会」が出てきましたとさ。

それもストーリー(政治的思惑)に上手く沿った詩だったり

それぞれの漢詩がとても良く、そして丁寧な描き方をされていてまたもや狂喜。

 

というわけで今年の大河、視聴継続決定。

 

ただなあ、まひろや桔梗という未婚の女性を漢詩の会にお供に連れてくとか

国母が御簾もなしで左大臣と面会して手を握るとか

この時代ではあまりにもあり得ない描写の連続はちょっといただけない。

まひろが屋敷内で角たらいを使うシーンがあったが

そんなもん部屋に運ばせなくてもアンタ散々外に出てるんだから

井戸まで歩いて行きゃいいじゃんとツッコみたい。

とはいえ女が御簾の内に引っ込んでたらドラマが全然動かせないので

これはもう平安ファンタジーとして楽しむしかないのか。

 

今回の大河ドラマって、この時代に詳しくない興味ない人は観ないだろうし

逆に詳し過ぎる人はあれこれツッコんで文句を言うだろうし

観る人を選ぶというか、観る人が限られるかもしれない。

私のようなライトな平安好きがファンタジーとして楽しむには良いが。

 

そういえばこのドラマ、他の大河と違って登場人物名の字幕が出ない。

それでなくても藤原ばかりの狭い世界なのに誰が誰だかよくわからず

特に若者の立ち位置など、詳しい相関図が欲しいなと思って

 

買ってしまったよガイド本。鎌倉殿でも買わなかったのになー。

電子だと見開きページが見づらいし、大きな書籍で眺めたいので紙の本を。

このお金のない時に1300円だよ。

ガイド本は幾つかあったけど、多分NHK出版が一番真面目なつくりだろうと信じて。

相関図を知りたいだけで1300円は惜しいけど、持ってればそれなりに楽しめるだろう。

今後のストーリーの大まかな流れは大体わかってるので

ネタバレにはなるけど各話のストーリー、一気読みしてしまいそう。

 

柄本佑は良いな。観てるうちにカッコよく見えるから不思議だ。

弟さんのように個性を前面に打ち出してない自然な感じだけど雰囲気があるのがいい。

 

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後日談、本が届いて早速読了。

観光関係とか余計な記事もあったけど、おおむね満足。

例えば若者4人組、誰が誰の息子でどういう関係とか家臣が誰の血縁とか

そういうのを知りたかったので、それがわかっただけ満足かな。

各話のあらすじ詳細はまだ読んでいないが、そのうち一気読みするだろう。

あらすじを知ってしまうとドラマ観る気無くすかなあ、どうだろう。

 

考えてみると「鎌倉殿~」は通称で呼び合っていたので

誰が誰かわかんないままだったり。

「すけどの」「くろう」「こしろう」「へいろく」はまだわかったけれども

「じろう」と「しろう」いっぱいいすぎでしょ。

鎌倉殿のガイド本は買うべきだったのかもしれない。