『私が韓国をキライになった48の理由』/李鐘学・著

自国を愛するがゆえに敢えて辛口に自国を批判。韓国のあらゆる問題点を日本やアメリカ、ヨーロッパ各国と比較している。その勇気は買うが、少々無理にこじつけてるなと思う箇所も見受けられた。

例えば『キムチを食うな!』の章。
要約すると、キムチは旨い、そして万能すぎる。白いゴハンに乗せて口に入れれば他に何もいらなくなってしまうし、チゲ料理やチヂミの材料にもなる。メイン料理が何であれ、キムチを入れると不思議に何でも美味しくなる。

そんな万能なキムチはどこでも侵入して、あらゆる食品の領域を侵し、他の食物を早期退職に追い込んでいる。そんな韓国は中国に比べると格段に食文化が乏しく、その結果あらゆる面で創造性と多様性が失われているというのだ。だからキムチを食べるのをやめてみよう、と訴える著者。

・・・いいじゃんか。美味しくて万能でオールシーズン食べられるものがあるんだから。むしろ今の状況でキムチが無くなったら、韓国は凄く不幸になると思う。