夏のドラマと映画の暴力

・「笑うマトリョーシカ」 ・・・☆3.5(5話まで)

初回はめちゃめちゃ面白くてすっごく期待したんだけどなー。

なんとなくゴーストライターを彷彿とさせる大人のミステリーかと。

でもなんだろう、主人公の言動に共感できなくて

「一体なぜそこまで取材しなきゃいけないのか」が見えないので

主人公がただの図々しい人にしか見えなくてなあ。

前回の、秘書の家のリビングに上がり込んでたとこで一気にイヤになった。

久しぶりのカッコいい役の玉鉄だから最後まで見るけど。

どうも私は水川あさみとは相性が悪いのか?

ゴーストライター然り、アマプラオリジナルドラマ然り

彼女の役どころって全然好きになれない。

 

・「スカイキャッスル」(日本版) ・・・☆4.5(1話だけ)

こういうドロドロ面白いなー。

さすが超学歴社会韓国を日本には置き換えられないので多少の無理はあるが

それを差し引いても面白いと思うドロドロ。

俳優陣が皆さん良いというのもある、比嘉愛未は好きではないがハマってる。

松下奈緒はこういう役も演るんだなー、少し前の木村佳乃っぽい。

ただ、絶対この学校に入れたいってのがあるとしても

学年トップなら3千万払わなくても実力で受かるやろとは思う。

それを言い出すとこのドラマが成立しないっぽいのは

やはり韓国舞台のものを日本に当てはめても無理があるんだろう。

「24」がそうだった。

 

と、この夏はこの2本。大河見てるし週3本で精一杯。

 

日本版を気に入ったので、もっと面白いらしい韓国版を見てみた。

確かに日本版よりゴージャスで噓臭くない感じはあるな。

嘘臭くないというか私が韓国社会をまるで知らないので

これを見せられても「こんなもんなんだろう」で受け入れるからかな。

日本版だと「ねーよw」になっちゃうから。

 

俳優陣もなんなら日本版より合ってるな。

というか日本版のキャストは韓国版にめちゃめちゃ寄せてるとわかった。

 

ただ……やっぱり韓国ならではの、感情的過ぎるのが好きになれない。

特に主人公の娘役、中学生くらいだから仕方ないとしても

いちいち感情むき出しな表情はああ苦手だわと痛感。

とか、医者が部下の頭を本でポカポカ叩いちゃうとことか苦手。

日本でも少し前はこういう風景当たり前だったけどドラマじゃやらなくなったし。

 

これをきっかけに韓国ドラマを観るようになるんだろうか私?

そしてこれをきっかけに熱心に韓国語勉強するんだろうか私?

(そこを期待してるから我慢して観ようとは思ってる)

字幕版で台詞を聞くと「カムサハムニダ」「オモニ」だけ聞き取れるw

 

*****

「ごくせん」がサブスクに入ってるようだ。もしかするとアマゾンもあるのかも。

ネットでバンバン上がってるってことはこれまでやってなかったのかな。

全然興味は無いけど奥様の出世作だし、とは思ったんだけど

「ルーキーズ」の暴力描写に心底うんざりして

GTO」(反町版)こないだのスペシャル「ああこれは見てはいけないやつ」で

「ごくせん」となると、また無意味な暴力描写でイヤになりそうなのでパス。

奥様のこと嫌いにはなりたくないからねえ。

 

一体いつからここまで暴力描写が嫌いになったんだろう?

アマゾンの「次元大介」なんてせっかく玉鉄なのに

冒頭2分くらいで人が殴られるシーンを見て視聴を止めたくらいだ。

 

そんな私は長年シュワルツェネッガーファン、

無意味な暴力を40年近く観続けてきたw

 

つか思い出したけど、

シックス・デイ」は敵に向かって

「娘に暴力を見せたくないので紳士的にどいてくれ」と言ってたし

コラテラル・ダメージ」は彼は一切銃を撃ってない映画だ。

彼の意識の方が20年早かったんだな。

 

一方「エクスペンダブルズ」は容赦ない。

血糊は飛び散るし腕はもげるし首はスパーンと斬られてどっか転がっていく。

私はこれを観て好き嫌いはともかく「潔い」と思った。