「光る君へ」の違和感

昨日、大河ドラマ「光る君へ」の感想を書いていて

「殴るシーンにドン引き」みたいなことを書いたけど

あれから一晩考えてみて、やっぱりこれは絶対おかしい。

単に(ルーキーズのせいで)殴り合い暴力が嫌いだからではない、

よく考えたら明らかにおかしいのだ。

 

大河ドラマで暴力、人を殴るシーンが出ることは否定しない。

人を斬るシーンなんて大河ドラマに無い方がおかしいくらい。

 

だが今作「平安中期の超上流貴族が弟の頬を素手でグーパンチ」これがもう違う。

上流階級どころか、右大臣藤原の次男だ、道長の兄だ。

そんな超ウルトラスーパー上流階級のそのまた上澄みにいる人が

素手で人を殴るってことはないよな?

例えばこれが木の棒でバシバシ叩くとか下男に殴らせるならわかる、

でも右大臣の息子が弟の頬をグーパンチってあり得なくない?

木の棒で叩かれた方も「あーれー」とか「オヨヨー」とか言ってそうなイメージ。

 

そして更に、この時代は穢れとして血を嫌っていたはず。

それなのに返り血を顔に付けたまま館に帰ってくるとかあり得ない。

些細なことで方違えして行先変えたり物忌みって籠ったりしてた時代だよ?

 

あと細かいことを言えば、右大臣の三男が下男ひとり連れただけで

あんな自由に街中やら河原やらフラフラと出かけられたんだろうか?

貧乏だとしても貴族(学者)の娘がひとりでフラフラ河原へ行く?

母と娘と従者だけで山奥まで出かけるものかね?

 

要は、何もかもが現代的過ぎて変。

ついでに言えば、言葉遣いも京言葉でドラマ作って欲しいくらいだ。