星新一

最近のマイブーム「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」

これのためだけにNHKオンデマンドに入会したが、その価値はあった。

アマサキさんも「楽しみにしてる」と仰ってた。彼の感想聞いてみてぇー!!

 

今、5話まで見終えたけど

私が期待していた「1960年代の人が空想したSF」を表現してたのは

「ボッコちゃん」が一番良かったかなと思う。

古めかしい装置がいかにもそれっぽくて好きだ。

他の作品は現代的すぎてなあ。

 

と、瑛大、林遣都高良健吾、キスマイ北山とスーツ姿のイケメンが続いたので

没個性というか、全部印象が似た感じになってしまってる。

それぞれは良作なんだけど、まとめて観るとゴッチャになりそう。

 

さて「地球から来た男」。

結論から言えば、哲さん版の方が好きだ。

 

というのもまず、高良健吾版は初っ端(犬の飼い主)に

そのセリフ言わせちゃうかーーーー!?って残念なネタバレ台詞がある。

いやーそこはぼかそうよ、序盤から言うのダメだよ。

 

あと、哲さん版(10分)より5分長いだけあって、余計なシーンがあるかな。

テレポーテーションに関する詳しい説明は不要だった。

 

と、蕎麦のシーンは良いシーンなんだけど

蕎麦の前にタクシーに乗ってお金払っとるやろ、とツッコミどころもあり。

 

妻のハグは悪くはないけど、要るか?とは思う。

若い夫婦らしいし家族の愛情を描いてるんだろうけど

家族の温かみなら、妻のご飯を食べて涙ぐむ哲さん版の方が好きだ。

「この星の料理は口に合う」んだよ。

 

とはいえ遊具カラカラシーンは良かった。このドラマで一番の美しいシーンだ。

 

高良健吾はイケメン過ぎてこの作品に合うかな?と心配だったけど

彼の端正な顔立ちはSFの無機質っぽさを表わせてて良い。

企業に乗り込むシーンで頭を下げる解釈は好きだ。

人間臭い哲さんとは別物で、独特の空気感のある作品に仕上がっている。

 

今後のラインナップを見てみると、濃ゆそうな役者さんが並んでるなー。

最初にサッパリ系イケメン俳優の作品を放送して

だんだん濃くなっていく感じ?

話はわからないけど、役者さんで選ぶなら

染谷将太田中直樹玉山鉄二に期待。

 

それにしても、これほどの良作を地上波放送してくれないとは。

テレビ業界は変わっていくんだねえ。