さらに続く、舞台の感想

いやーさすがに昨日は興奮してたんだな。

疲れて帰って忙しいのに長文で7記事も書き連ねて

読み返して誤字脱字を修正したり。

 

そしてまだ書き足りないので書く、舞台の感想。

検索で引っかかるとヤなので少々ぼかし気味で。

 

今日、別の出演者による過去作品の動画を見たり

togetterで感想のまとめを読んだりして

やっとわかった、自分の違和感。

 

哲さん演じる忠は、20代前半の生真面目な若者である。

ついでに書けば、なかなかの色男、イケメンという設定のようだ。

彼が起こしてしまった事件は、若者ゆえの「考えの無さ」から来るものだが

哲さんの実年齢は50代半ば、生真面目で実直なオッサンではあるけれども

若者ならではの無謀さを出すにはトウが立ち過ぎてるんだな。

なので「真面目に生きてきたくたびれたオッサンが恋に狂う」物語であって

考えの浅さから暴走して心中せざるを得なかった若者の物語ではなくなっている。

龍平さんはまだ、ルックスがとても若く見えるから

あの飄々として主体性のない与という役にハマっていたが

それも、先のエントリで書いた通り

よくあちこちのドラマで見かける「松田龍平」のキャラそのまんま。

キャラに頼り過ぎな部分が見える。

 

まあ、中年のくたびれたオッサンが恋に狂う話でも別に良いけど。

 

ツイッターには、否定的な意見はあまり書かれていない。

そりゃそうだよな、私だって書いてないし。

観劇前に某新聞の酷評を読んだ時、内容は覚えてないけど

「そんなん仕方ないじゃん」と思った記憶がある。

もう一度読み返してみようかな。

 

いや、私も別に不満ばかりだったわけじゃないのよ。

特に大切な「わかりやすさ」という点では非常にわかりやすかったし

自分の苦手な「煩さ」の無い舞台で有難かった。

 

ただただ一言、「面白くはなかった」というだけ。

 

例えばこれが、舞台装置や美術が絢爛豪華だったらどうだったろうなあ。

「おおお!!」って目を引く美術で感激して

もしかしたらその分満足度は高かったかもしれない。

過去に上演されたものの動画を見たら結構豪華だったので。

いや、わかってるのよ、この舞台はシンプルイズベスト、

無駄なものを一切省いて芝居で勝負!だと。

わかっているんだけど。

つか、芝居で勝負も何も、芝居(演技)が良いのは大前提で

当然のことなんだけどな。しかもこのメンツだし。

 

……って、文句ばっかり書いてるけど決して不満だったわけじゃないよホント。