Items

どういうわけだか持ってるだけで嬉しくなるような好きなアイテムというものがある。コレクションしているつもりはないのだが、なんとなく買っているうちに随分数が溜まってしまった。そんなに持ってても仕方ないじゃんと思いつつ。

●なぜだか好きなアイテムその1、ポーチ。

何の変哲も無い、ただのポーチ。入り口がファスナーになってるだけの布切れ袋。もちろんブランド物でなくて良い。はっきり言って大した使い道もなく、出番の無いままクローゼットの引き出しで眠っているのがゴロゴロある。なのに好きだ。もっと欲しい。普通に買うと高いので、新品10円だの50円だので売られているバザーを狙って仕入れる。そうしているうちに際限なく増えていくのだが、それを眺めてニヤニヤするだけで幸せなのだ。
これだけポーチに思い入れがあるのは中学時代に所以する。小学校高学年くらいから女子の間でちょっとした小物を入れるのに巾着袋が流行った。大抵皆、家庭科の実習で余ったハギレで巾着を自作していたが、中学に入るとちょっと大人びた子はオシャレなポーチを持っていた。それが羨ましくて憧れた気持ちが未だに残ってるんだろうなあ。

●なぜだか好きなアイテムその2、マニキュア。

主婦のくせにマニキュアなんて、と眉をひそめられそうだが、それでも好き。子どもが小学校に上がる頃、しばらくやめていたマニキュア塗り塗りを再開するようになった。100均でもお土産でもと気軽に手に入るし、独身時代から持っている物もあるしでこれもゴロゴロ溜まり、今では手持ちは100本を越える。いわゆるネイルアートのような飾りをつけたりデザインに凝ったりせず単色塗りだが、季節に合わせてこの歳だと誰もつけないような色を塗って楽しむ。春はクリームイエロー、初夏は黄緑、夏は水色、秋はゴールド、冬は薄紫が基本で、気分次第でシルバーをつけたり山吹色をつけたり。今の季節、濃紺をつけたくてつけたくてたまらないのだが、実際塗ってみると濃紺ネイルはかなり悪目立ちするのでお姑さんの目が怖く、つけて出歩く勇気が無い・・・。
「主婦のくせにネイルなんて」とよく聞くけれど、独身の女の子だって自炊したり彼氏のためにゴハン作ったりしてるんだし、主婦だけ非難されなくてもなあ、と思う。

好きなアイテム筆頭の、ジーンズの話はまた別の機会に。