猫さんが増えた

dahlie2006-07-23

土曜日、隣市の花火大会へ行って来た。花火が始まる前に近くの商店街をうろうろしていると、小さなペットショップの前に「生後3ヶ月 もらって下さい」と書かれた紙が貼ってあるゲージの中に入った茶色いキジネコがいた。
生後3ヶ月というと、ちょうど我が家のグレンと同じ月齢。普段は静かな商店街も花火客でごった返しており、通行人につつき回された猫さんはぐったりしている。

気がついたら「もらいます」と口から出ていた私達。花火が終わってから引き取りに向かう。忙しそうに大勢の客の応対をする無愛想なオバチャンから猫さんの生い立ちの話を聞けなかったが、ウチのグレンに比べてガリガリに痩せていて、骨が浮き出て背中にくぼみが出来ているほどだ。

ダリ之助は、花火の日に貰ったので「はなびん」と名づけたかったらしいが、呼びにくいので「ハナ」に決定。オスなのにハナ。まあ、グレンがメスなのにグレンという男名をつけられてしまったので、ちょうどいいか。

ウチに連れて帰ると、






ふたりともビックリして警戒していたが、さすがにペットショップ育ちで多くの動物に囲まれて育ったハナ、肝が据わっている。






だんだんと仲良しになって









遊んでいた(?)(←というか、マイペースなハナに対してグレンが一方的にちょっかい出しているのだが)。






翌日には、お外でも遊んでいた。


それにしても、ふたりはほぼ同時期に生まれた猫同士なのに、性格は随分と違う。洋猫と和猫の性格の違いもあるのだろうが、生後(推定)3日で親兄弟と引き離されて我が家で甘えたい放題甘えて育ったグレンは、暴れん坊で抱っこや人間のお膝が大好きであまり鳴かない。彼女はいつもエサをたっぷり与えられ、淋しくなれば人間が構ってくれ、鳴く必要が無いまま育ってきたためだろう。一方、恐らくこれまでの人生のほとんどを小さなオリの中で過ごしたハナは、驚くほどおとなしくて抱かれるのがキライでゴハンどきにはミャーミャーと大声で泣き続ける。人間に抱かれる機会が少ない上、ペットショップ内の大勢の他の動物の中で、精一杯鳴いて自己主張をする必要があったのかもしれない。

ハナもグレンも、我が家で幸せになりますように。