私の家

現在の家で暮らし始めて、3年2ヶ月が経過した。
これは、中学3年から結婚するまで10年近く暮らした、今私が「実家」と呼ぶ家、結婚してから今の家を買うまで5年間住んだ家に続いて、3番目に長く住んだ記録になる。引越し回数11回、まるで遊牧民だな私・・・。

小学校低学年の頃、永遠とも思えるような長い時を過ごしたと感じる家も、今考えると3年弱しか住んでいなかったり、諸々の事情で半年だけ暮らした家があったりと、私の子供時代の思い出は、あちこちの地に点在している。

この歳になって振り返ると、めっちゃめちゃ淋しいものだ。小さい頃、秘密の基地を作って遊んだ竹やぶも、魚を追いかけてザバザバ泳いだ川も、懐かしく思ってもなかなかその場所に行くことが出来ないため、段々と記憶も薄らいでしまった。ふるさとの風景を思い出せない。ってゆーかそれ以前に、私のふるさとって何処や・・・。

多感な中学時代の大半を過ごした家は、今でも夢によく出てくる。ここは実家の近所にあるので、時折、付近を通る機会がある。死ぬまでに一度でいいから、もう一度この家の中に入ってみたい。中を見回してみたい。窓からの景色を眺めてみたい。

生まれてから(もしくは物心ついてから)ずっと同じ家で暮らすって、どんな感覚なんだろう。小さい頃の思い出の場所が、手に届くところにある生活って。

・・・って前置きが長くなったけど、何が言いたいかというと、
















そろそろ転勤の辞令が下るかもしれない。ビクビクの毎日。