もし就いていたら

子どもの頃から将来の夢……就きたい職業というのは無かったのだが

唯一、中高生の頃、なんとなく婦人警官になりたいと思ったことがあった。

中学生の頃、集まる機会があった小6の時の担任に何気なく話したところ

「人に嫌われるからやめなさい」と言われた。

それは事実かもしれないけど、教師が中学生に向かって言っていい台詞じゃないよな。

その頃、漫画「キャッツ・アイ」で間違った描写がされていたこともあり

警察官になりたければ警察学校に進学するのかと勘違いしていた。

なので高1の時に面談で警察官になりたい、警察学校云々と担任に告げたところ

担任は丁寧に調べてくださったようで

警察学校は警官に採用されてから訓練で行くところと知った。

さらに、当時(86年頃)は山口県警で婦人警官は採用しておらず

行くとしたら警察職員になるよとも教えてくれた。

その頃は警察職員というのもよく知らなかったので

婦人警官になれないのならまあ仕方ない、もういいやと諦めた。

そこまで絶対なりたい!って思うほどではなかったし。

今にして思えば、山口県警で採用が無くても他の都道府県を受けるとか

なんなら警察職員でも良かったわけだし、いろいろ道はあったんだがな。

 

92年頃かな?はっきり覚えてないけど、山口県警で女性警官の採用が始まった。

第一期生は準ミス日本の方が採用されたと話題になった。

そしてその時、私は警官として採用されて警察学校に通う男性と付き合っていて

警察学校に面会に行ったりウラ話的なことを聞いたりしていた。

 

高校の頃、私はしっかりした子みたいに見られていたので

周囲は皆「婦人警官に向いている」と言ってたような気がする、親でさえ。

大人になった今、性格の向き不向きでいえば確かに向いていたかもしれない。

若い頃は運動神経が良く体力もあったので耐えていけた……かもしれない。

 

もし10代の終わりや20代のはじめ、その道を選んでいたらどうなってただろう。

小学校の担任が言ったように人に嫌われていたのか、

それとも高校時代に言われたように向いていたのか。

 

と、ホテルマンの仕事に疲れてこんなことを考える今日この頃。

 

つか女性警官というのは単なる夢物語だけど

新卒で入ったOA機器の仕事を辞めずに続けていたら

今頃どうしてたかな、というのは考えてしまうよな。