MOVIE 

映画三昧の週末。今年お初の劇場へ。と言っても、またもや子供の付き添いだが。

土曜日。息子とお出かけの最中、この日が『ドラえもん のび太の恐竜2006』の公開初日だと突然思い出す。ふたりで大急ぎで劇場へ向かうも、ドラえもんは上映時間が合わなかった。が、せっかくここまで来たのだからと『ワンピース カラクリ城のメカ巨兵』を観てみることにした。

面白いじゃねえか『ONE PIECE』!息子がTVアニメをいつも好んで観ているのは知っていたが、どうも私はあのデッサン狂った絵が好きになれずに背を向けていた。なので、まともに観るのは今回初めてなのだが、こんなに面白いとは思っていなかった。映画版も、もちろん漫画だから「あり得ねー」の連続ではあるのだが、一番大切なものはきちんと描かれていたように思う。★4.0

日曜日。満を持して(?)『ドラえもん のび太の恐竜2006』。何しろオリジナルはあの不朽の名作『〜のび太の恐竜』だし、今作もこれ以上にもこれ以下にもならんよな、という出来だったように思う。★4.2。CinemaScapeのレビューには、ここ近年のドラえもん長編映画に対して悶々と思っていたことを書いた。

ドラえもん』の観客の入りは、昼イチの回で近所のシネコンで一番大きいホール188席が満席だった。『ONE PIECE』は初日昼間、一番座席数の少ない67席ホールで4割弱の入り。この差は何だ。・・・と言いつつも、私も今回たまたま劇場版ワンピースを観なければ一生観ることなく食わず嫌いしていたことだろう。

ところで、『ONE PIECE』のゲスト声優にSMAPゴローちゃんと極楽とんぼ、『ドラえもん』には劇団ひとり。この2作のように映画そのものが良作でパワーを持っているのなら、話題づくりの小細工のようなゲストは要らんと思う。