深夜の月見

昨夕は久しぶりに恵みの雨が降り、雨上がりの夜は風もありかなり涼しかった。

仕事から帰宅しお風呂を済ませふと空を見上げると

風で流れてゆく雲の隙間からきれいな満月が輝いていた。

 

久しぶりに心地良さを感じるほど涼しい夜で

それなら老猫ヤマトを外に連れてってあげようと抱いて外に向かうと

なぜかもう一人の猫が一緒についてくる。

おおお!!付き合ってくれるのか!

老い先短い老猫を心配してるのか、それとも私が構ってやれないので拗ねてるのか

最近少し様子がおかしい。そんなムサシがついてきてくれたのだ。

 

地面に転がすよりもコンクリートの方が気持ち良いようなので

しばし庭先のコンクリの上に猫を置く。

するとムサシも一緒になってコンクリの上でゴロゴロしはじめる。

可愛いなあ。

 

秋の訪れを感じるような心地良い風、

空は風に乗って雲が結構な速さで流れていき、その合間に時折見える満月。

傍らには愛猫がふたり。

3人(厳密には1人と2匹)が並んで座って夜中の0時に月を眺める。

ああ、なんて幸せな時間なんだろう。

 

慌てて旦那のスマホを借りて写真を撮った。

 

これからこんな幸せな時間を持てるだろうか?

また次の機会があると良いけれど。

深夜0時、15~20分くらいお庭で遊んだ。

 

*****

……と、そんな深夜の月見を終えて就寝、翌朝起きると

ヤマトがスタスタと歩いてるよ!!!!!

えええええええええ!!なんでこんな元気になってるん!いや嬉しいけど。

昨夜のお外が気持ち良くて元気を取り戻したのかなあ。

もしくは朝はだいぶ涼しくなったので体がラクになったのか。

それか満月の光を浴びて元気になったか?

 

掃除機をかける前にヤマトをソファの上に置いた。

床で寝たままだと掃除機が近づいてきて怖い思いをするかもと。

そんで私が掃除してると、ソファから降りてスタスタ歩いてるよ!!!

ソファから降りられるのかよ!!!!!そもそも歩けなかったの誰!?

 

ここで気づいた。

もしかして老猫は最期の時が近づいてるのかと思ってたが

 

……盛大な夏バテだったのかもしれない、と。

 

いやそれならそれで良いんだけどね。

元気でもっと長生きしてくれるなら嬉しいこと。

しかし今日は大丈夫か明日死ぬかもと散々心配したあの時間は何だったんだw